葬送の自由をすすめる会の会員さまが希望していた、海洋散骨のお手伝いに行ってきました。
瀬戸内海での散骨は生活地域や漁業にかかわる区域が近いことから場所が限られています。
今回は宇野港からのご希望で、以前そのお手伝いをされていた大前廻漕店さんの大前さんに場所を訊くことにしました。
海好きの大前さん、若いときからのヨット乗りで、海上タクシーのお仕事もやられていましたが、大病を患い今は船も手放されたとのこと。
お逢いしたときは病も治って元気にお仕事をされていました。
今回は、鳥取県から来たという方の依頼。
近くに適当な業者さんがなく、「葬送の自由をすすめる会」の紹介で、宇野港からの散骨になったとのこと。
私も家族葬と海洋散骨を希望している一人ですので、故人の思いがよくわかります。
今日、手紙を添えて、散骨場所の分かる地図情報をお送りしました。
手紙には、
「瀬戸内海は島々が密集していて、どこに行っても陸地が見える海です。
反面、外国のヨットマンなどからは、こんなに島が見られ、船が行き交う海は他にはないと、絶賛される海でもあります。
勝手ながら、故人の方も今そんな瀬戸内海に驚かされているのではないかと思っています。
海は世界中繋がっています。多分、故人の方もこれから世界の海に旅立たれるのではないかと思っています。
そして、また瀬戸内海に戻って来られた時には「お帰りなさい」と言いたいです。
故人のご冥福をお祈り申し上げます。」
と、書き添えました。