快適なクルージングを目指して

船の定期的なメンテナンスを施すことが快適なクルージングにつながります。

ということで、今回は船の船底塗装です。

ユアクルーズの船は海藻やフジツボなどが付着しないように年2回夏と冬に船底の掃除と塗装をしています。

クレーンで陸上へ、

船の船底塗装

高圧洗浄機で付着している海藻やフジツボを取り除きます。

船の船底塗装

一晩乾燥後、2時間ほどをかけて船底塗装、使用するのは自己消耗(研磨)型といって海水につけると塗膜が溶け出し、海藻やフジツボを付きにくくする塗料、使用する機会が少ないプレジャーボート用です。

その他に海水との摩擦により溶け出し効果を発揮する塗料があります。こちらは頻繁に使用する船に使用されます。

いろいろ種類を使ってみて、現在の塗料を4kg缶一個、年に2回(通常1回)使用することにしています。

プロペラ、プロペラシャフトにもペラクリンといって回転によって付着した藻やフジツボを除去する塗料を塗ります。

今回は電食防止用の亜鉛ジンクも新しいものに交換。

船の船底塗装

ハル(船体の横部分)もワックスをかけて接岸時に着いた汚れや傷などを落とし、ピッカピカになって完了です。

船の船底塗装

快適なクルージングを体感していただくためにメンテナンスは欠かせません。

夏場を迎え、快適、安心、安全なクルージングをお届けいたします。

NEWFURUNET号の臨時検査

定員を12名から13名に増やしたことから船の臨時検査をすることとなったが、検査後に係員の方から思わぬ言葉を聞く事になった。

14時からの検査に先立って、事前に救命胴衣13着を準備。

救命胴衣13着を準備

検査に必要な重りを準備、ポリタンクに水を入れ20kgを確認。

ポリタンに水を入れる

計6個のポリタンクを用意。

ポリタン6個を用意

14時過ぎに検査官2名が到着、さっそく検査が始まる。

ポリタンクの位置を変えて船の傾きを測ったり。

船の傾斜測定

喫水からの高さを測ったり。

喫水からの高さ測定

各部の寸法を測って用意した図面に転記したり。

各部寸法を転記

検査は1時間ほどで終わった。

最後に、年末の忙しいときに来てくれたお礼をすると検査官から「定員の増員はこの船で最後です」と言われた。

「えっ何ですか」と言葉を返すと、「本当はメーカーの設計値を超える場合には、その安全性を示す書類を提出しなければならないことになっているんです」って、

全国的にそんな取り扱いに変ってきているとのことで、個人ではメーカー並みに書類を作ることは現実的に無理だろうと話してくれた。

更に、「今回は申請を受理した後で分かったことで、これが最後の船になるでしょう」と付け加えられた。

海上タクシーの定員はお客さま12名までと定められている、それに船長を足して13名。

過去に、もう一人乗せてとお客さまにお願いされた事があって、お客さまの定員が11名となってることを説明して断ったり、12名乗船の予約が入ってお断りしたりしたことがあったり。

ラッキーかな、おかげでフライブリッジのついた船としてはお客さま12名乗船できる最後の船となりました。

それにしても昔は自分で作った船でも登録できた時代が、年と共に難しくなってきたものだ。

2014年12月26日 | カテゴリー : 船の整備 | 投稿者 : yuji