小与島散策レポート

この島に上陸するのは、かれこれ30年以上になる。

通りがかりに眺めていたリゾートホテルアクア小与島は今どんなことになってるのか、レジャーランド構想があった島の内部は?、人は居るのか?など、昔を知ってる人は今や定期船も通わなくなったこの島に興味があるはず。

私もそんな一人。

港の桟橋は船が数隻繋がれたままになっていて着けられません。

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入り口の岸壁が空いていたので係留しましたが、あとで桟橋の船に横付けしてもいいとの了解をもらえることになりました。

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島へ上陸すると奥の方からダンプのエンジン音がする。誰か住んでるんや。

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古い記憶と重ね合わせながら、削り取られた島の景色をカメラに収めながらその先に進むとその正体が分かった。

エンジン音は中野石材さんのショベルカーだった。

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中野君と呼べばいいのか、見上げるショベルカーから降りてきたのは28歳の若者、様相からは想像できないやさしい口調でいろんなことを教えてもらった。

現在島に住んでる方々は?
中野さん親子(中野君は独身、現在婚活中、田舎暮らしご希望の方は是非)と、移住してきた年配ご夫婦の二家族。

レジャーランド計画後の島の状況は?
ホテルアクア小与島は建設されたが、途中話は断ち切れて現在も与島の人たちが共同で持っている。

ホテルアクア小与島は現在どうなってるの?
一時売却されたが、再び国所有となってるようだとのこと。

立ち入った話、みんな島から出て行ったけど、石で生計を立てられてるの?
今は切り出した石を護岸や海底基礎などに使うように割って搬出それで生計を立ててる。加工した石は中国石が入ってきて小与島の石では採算が合わなくなったんだとのこと。

港の桟橋の管理は?
桟橋に着けてるのは中野ファミリーの船ばかり、船の横に着けてくれたらいいですよ。

いろいろと訊いたけど、やさしく応えてくれました。

なんとやさしい中野君、はやくいい嫁さんこないかなぁ、と願いたくなる若者でした。

30数年前と変わってないように見えるが、山は少しづつ削られてる様子です。

SF映画とか、西部劇に出てくる景色を思い起こさせます。

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掘り尽くされた島の内部にくらべ穏やかだった砂浜、今もキレイに残ってました。

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こちらは石の採掘のために掘削してできた湖、以前はこんなに草が生えてなかったですけど記憶にあります。

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中野君、せっせと不要になった土砂を掘削跡へ埋め戻しています。

私も、一人でやるこんな仕事大好き(^^)

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ホテルアクア小与島を近くで見てみようと行ってみました。

海の反対側から見るホテルはこんな感じです。

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入り口にあるエンブレム。

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ぐるっと回って正面玄関前。

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正面玄関が開いていたので、ちょっとだけ中を見せてもらいました。

全28室オーシャンビューというだけあって景色は抜群の造り、ゴージャスだったと思われる設備がアチコチに見受けられます。

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港から海岸伝いに行くとこんな感じ、白亜の城に見えます。

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華やかしかった瀬戸大橋開通後の一時期、今は誰もいない荒れ果てた廃墟を目の前にすると、人の人生と重なったり、自然に勝るものはないのかも、と改めて思ったりしました。

瀬戸大橋を眺める島、一時の瀬戸大橋バブルに翻弄させられた島、今回感じたのはアートの島や、のんびり過ごせる島があるなら、こんな廃墟の島があってもいいのではないか。

人が見向きもしないところにも、おもしろさがあるのでは。

NHKの2014年4月11日放送「瀬戸内海 人が暮らす国立公園 (4) ~観光の島が廃墟に~」で当時のことが紹介されていました。

 

ご興味のある方、

フルネット海上タクシーでは、高松港からの瀬戸大橋クルージング(2時間利用で2万円12人まで乗船可)を運行していて、5千円/時間の追加料金で小与島への上陸も可能です。

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